初心者特例

初心者とは

 まず、道交法における初心者とは、普通自動車一種運転免許の取得後、1年を経過しない運転者を指します。

 初心運転者は、運転する車両の前後、四人性の高い部分(地上0.4m〜1.2m以内)に、「初心運転者標識(いわゆる若葉マーク)」を掲示する義務があり、また、周囲の運転者は、その標識を掲示している車両を保護する義務があります。

 たとえば、幅寄せ・割り込み・煽り運転など行うことが禁じられており、これを行った運転者は、交通違反の違反点数が加算されます。

初心者特有の加点

 初心運転者の期間中に交通違反等を起こし、違反点数が加算された場合、同時に、初心者点数というものが加算されます。

 正確にいうと、実点数が加算されるわけではなく、違反点数が一定に達すると、一般運転者には義務のない「初心者用の講習」を、受講しなければならなくなるということです。

 対象となる運転免許は、以下のとおりです。

  • 普通免許
  • 大型二輪免許
  • 普通二輪免許
  • 原付免許

 違反または事故を起こし、合計点数が3点以上になると、講習を受講しなければなりません。1回の違反・事故で3点以上の減点があった場合は、2回目以降に持ち越されるので、実質、4点以上ということになります。

  • 1点の違反 + 2点の事故 → 受講義務あり
  • 3点の違反 → 受講義務なし
  • 3点の違反 + 1点の違反 → 受講義務あり

点数の消滅

 初心者点数は、何点たまっている状態であっても、初心運転者の期間を過ぎれば、消滅します。

 違反点数は、初心者期間を抜けても残りますので、注意して下さい。


通知・受講の条件など

通知

 初心運転者講習を受ける義務が発生したドライバーには、公安委員会から、「初心運転者講習通知書」が郵送されてきます。

受講期間

 通知書を受け取った日の翌日から、1ヶ月以内に講習を受けなければなりません。

 海外出張・自然災害・入院など、やむを得ない理由がある場合は、その期間を、受講期間から除外することが可能です。ただし、海外旅行であればパスポートの提示など、証明が必要になる場合があります。

 ※たとえば10日間の入院ならば、1ヶ月+10日以内に受講すれば良い。

受講日時・場所

 講習の日時は指定されていないので、通知書に記載されている自動車教習所で予約をし、受講日・受講時間の指示を受けて、自主的に受講する必要があります。

 また、場所についても、通知書に、対象の自動車教習所が記載されているので確認してみましょう。

受講料

 講習の受講料は、以下のとおりです。

  • 普通免許 … 15,900円
  • 大型二輪免許 … 20,450円
  • 普通二輪免許 … 19,750円
  • 原付免許 … 11,050円

講習の内容

 道路交通法第108条の第2項第10号に規定されている初心運転者講習は原則として自分が卒業した自動車教習所で行われます。原付を除き講習時間は7時間であることから丸1日(9時頃〜17時頃)かけて行われます。以下に記載する内容は普通免許に関する記載であり、その他の車種について内容が異なる場合があります。
講習が行われるスケジュールは地区により多少前後されることがありますが、概ねこれらの内容にて講習が実施されます。

安全運転知識の向上

 少人数のグループに分け、グループ内で教官が一人づつ受講者の違反履歴について質問され返答する。その後適正検査などを実施する。場合によってはビデオを見せられ各人の違反に対する安全予測について話し合う。

所内コースにおける運転練習

 運転技能の補正を目的とし、所内コースをグループ内交代で運転を行う。そこには急制動、急旋回などの危険回避に関する項目もあり。そこで教官が評価表に記載し一通り終了した本人に渡される。(この評価表は講習の合否とは関係はない)

路上コースにおける運転演習

 グループ交代制で一人一人路上にて運転演習を行う。一人が運転しているときは他のメンバーはその人の運転評価を行う。そしてメンバーは各々評価チェック表を作成する。

危険予測訓練

 前項の路上演習でおこなった評価表を元にググループ内でディスカッションを行います。先ほどの運転について話し合い、また一人づつ自分の運転について良かったところ、悪かったところを発表し、教官からそれに関して意見をもらう。

新たな心構え

 テストが実施される。テストといっても危険回避に関する事例に対し危険が予測されるものなどを箇条書きにて記述するといった内容で実施されます。